「絡新婦の理 (講談社ノベルス)」

このところ読んでいた京極堂シリーズのラストはどこか明るくて、なんとなく読後感が気に入ってたのですが、今回は「?」が残って気持ち悪かったのです。でも、1番明確な「?」についてはネットで調べたら京極さん自身が答えていてくださったので解決。この方の作品は、深く考えないでそのまんま受け取れば良いんでしょうね。そして、作品としての出来は間違いなく今までのシリーズ作中 No.1です。
京極堂のシリーズを私がこの勢いで読み続けられているのは、間違いなく主要キャラの関係確認が面白いのと、女性の描き方が良いからだろうなぁと思いながら読んでいました。
あと、普通に生きていたらなかなか巡り会えないような人間関係がよく出てきますよね(^^;。そこらへんの実感の無さが良いのかも。
しかしこのシリーズ、出来るだけネタをバラしたくないと思うとコレといった感想が書けなくて困りますね(^^;。