人は完全に相手の事を理解する事は出来ないと思います。出来るのはただ、相手を思いやる事だけです。

訳あって、今ドラマ「L×I×V×E」のビデオを見ています。この1999年4〜6月に放映されたドラマは『私のお気に入りNo.1ビデオ』の座を未だにキープしてると思われますが、その恐ろしい程のビデオテープ劣化の進み具合にちょっと愕然としていました。しかも、…そりゃ当り前なのだけど、優希ちゃんの出てくるシーンの画像の酷さよ(涙)。何故、このドラマはDVD化されないんだろう。でも、セルビデオも再放送のビデオも持ってはいるけれど、どちらを見てもどこかがイマイチで、やはりこの“本放送ビデオ”が一番見ていてしっくりするのです。それはやはり放映当時に、アレほど熱をあげて見返した思い出が詰まっているからなんだろうなぁと納得する事にしました。くすん。
優希「あんたに何が分かるの?」(「L×I×V×E」第6話)
「分からないから聞いてるんじゃない!!」って、美咲ちゃん、それくらい言い返してあげておくれよ。人は、誰かに分かって欲しいから愚痴るのに。そうこうしてる内にサクサクと大樹兄ちゃんはサックス買って、優希ちゃんの「しばらくの間」の「欠けた音」になってしまいました。ううううう(涙)。
…いや、すみません。まさにそのシーンだったので、つい脊髄反射しちゃいました。
閑話休題
今、ビデオを見ていて、このドラマの本放送時の最終回の前に『最終回が来ちゃったら、“優希”ちゃんが本当にこの世からいなくなっちゃう!!』とマジ悩んでいた事を思い出しまして。私、“お子ちゃま”でしたね(照笑)。いや、真面目に「優希」ちゃんは本来作り出された子であって、リアルには存在しない相手で、でも、ドラマの中では確実にあの子は生きていて、ドラマが続けばその中で生き続けているのに、その製作が止まった時点で「優希」ちゃんは世の中から存在を失っちゃうんだ…と真剣に悩んでいました。なんて呑気な悩みだ(爆)。
懐かしいなぁ。一応、私もあの頃からは少しは大人になっていると思います。…成長していると良いなぁ(^^;。
私がこっちの世界でリアルに年を取っていく間も、優希ちゃんはビデオテープの中で、限られた時間の中で一生懸命生きているのです。その『一生懸命さ』は、今も変わらずに私の心を捕らえて離しません。そう思うと、仁絵ちゃんは、やはりリアルに『成長』していってますね。うむ。
では、今夜はもうしばらく「L×I×V×E」を見て過ごします。