「野田版 研辰の討たれ」雑感

お多香さんに感化されたわけでもないですけど(笑)、歌舞伎座に行ってきました。歌舞伎に関しては、見に行っても私自身が勉強不足なので日記に書く事はしないようにしていたのですが、今日見た「野田版 研辰の討たれ」は、野田秀樹さんが脚本・演出をされた言うなれば「現代歌舞伎」で見やすかったし、面白かったので感想くらいは書いても良いかな?と思ったので、少々ながら思った事を。
「野田さんの劇を歌舞伎役者を使ってやったら、こんな感じ」という舞台で、なんとまぁ贅沢な舞台だろうと始終感心しながら見させていただました。この劇は時事ネタやら歌舞伎ネタやら役者ネタやらが随所に出てきますが、う〜ん、我ながらどこまでついて行けたか謎。でも、七之助くんの喜多さんを本当にちょろっとだけとはいえ出してきたのには『卑怯だぁ!!』と大感激。(あの映画のキャスティング、秀逸だよなぁ。見に行きたいけど時間作れるかな?)
舞台自体に関しては、ネット巡ったら私よりももっと歌舞伎に造詣の深い方々が色々書かれていらっしゃるのでそちらを見ていただくとして、でも、歌舞伎ってこんな風に「あ〜、面白かった」って言いながら家に帰るもので良いんじゃないかなぁと思いました。でも、内容を考えると、見終わった感想が「あ〜、楽しかった」だけじゃダメだよね、本当は(^^;。
で、この舞台に獅童さんも出ているのですが、最後のカーテンコール(?)の時に勘三郎さんがわざわざ獅童さんの所に行って、獅童さんが『ええ?』みたいにしていたのが、まぁ、今回の超時事ネタでしたか(^^)。おめでとうございます。